北八ヶ岳 後藤さん歓迎山行
2005.9/17-19 L.海輪 M.佐々木・後藤
立川駅6:51のあずさで出発。車内はほとんどが登山客。でも、茅野で降りた人は少なかったので、南や北へ向かったらしい。
天気はばっちり。編笠や権現が綺麗に見えた。でも、見せたい後藤さんがトイレ。代わりに寝ていた海輪さんを起こして見てもらい満足する。
バス停で時刻表を見たら、ラウンドバスが、一番早くでる。それに乗って、出発。しかし、ラウンドバスという名のとおり、蓼科湖のほうをぐるりと回ってピラタスへ着くものだった。観光をついでにしてしまった。
このあたりで、後藤さんがザックを何度もおろしたり背負うのに苦戦。何度もやって慣れるしかないのよね・・・。
坪庭の美しさにみとれながら、木道を歩く。ここまでは快適だったのだが、縞枯山への登りがつらかった。先週の山の疲れがとれてないらしい。後藤さんも、初めて体験する岩の道に苦労している。
でも、縞枯山からの眺め、爽やかな早秋の風に、元気を回復。そこをすぎてからは、体調は戻り、最後尾につき、後藤さんの足元を見て進む。せっかくの歓迎山行、怪我や事故などさせたくない。
北八つらしい風景の中を歩く。茶臼のくだりで再び岩の道。わたしの身に緊張が走る。後藤さんが転んだら!海輪さんが歩き方を後藤さんに教えてくれる。聞いていて、わたしも大変勉強になった。海輪さん、ありがとうございます。
麦草峠に近づくと、岩が消え、つかの間ほっとする。ここだったら転んでも、岩場と違い、必ず大怪我とはならない。
麦草ヒュッテで休憩。海輪さんが小屋のおじさんとお話する。以前、海輪さんがここでオペラ歌手をまねいてコンサートをした時からの仲良し。優しい顔をした、優しいおじさんでした。
そこからは、本日の一泊めの青苔荘までもう少し。後藤さんをはげましながら歩く。少しでも元気が出るように、と笑える会話をしたり、景色の美しさに注意を引いたりする。海輪さんも今日はずっと、山の楽しい話や風景の美しいポイントで立ち止まってくれたり、少しでも疲れないようにと行き先が見えると教えてくれていた。海輪さんの心づかいに感謝!!
そして、とうとう到着。緊張がとけ、ほっとする。テントを海輪さんと設営し、まずはビールで乾杯。木立に囲まれ、池の水が見える、気持ちのいいテント場。
到着が3:20頃だったので、テントの設営を終えるともう、夕食の準備にかかる時間。
今回も、海輪さんの豪華なごちそう。すき焼き!しかも生卵つき!!海輪さん、いつもありがとう。こんなにせおってくれて、重かったでしょう・・・。
おいしい食事と一日の緊張がとけて、わたしはハイテンション。うとうとしかけた海輪さんをゆさぶっておこし(本日二回め。かわいそうな海輪さん・・)、
呑み会を続ける。
でも、七時には酒を呑みつくし、みんな疲れていたのですぐに眠りについた。
夜中にトイレにおきたとき、十四夜の月が銀色にテント場を照らしていた。明日は十五夜。オーレン小屋はひらけているので、きっとばっちり見えるはず。満天の山の星を後藤さんに見せたいけれど(雲取はガスってた)、月が明るいから、無理だなぁ。でも、月が風景を銀色に照らす美しさもまた、素敵。後藤さんもトイレにおきたときに見て、感動してくれていたので、嬉しかった。
明日の天狗岳ののぼり、後藤さん大丈夫かな・・・。でも、海輪さんがついていてくれるから、大丈夫!わたしもしっかり後方から、後藤さんの足の運びを見ていて、危険な運びがあったら注意して、海輪さんのお役にたとう!
北八ヶ岳、縦走—2日目。
今日のスケジュールは高見石から中山を経て、黒百合平から東天狗岳へ登り、根石岳からオーレン小屋へ行くもの。
行程はゆったりしているが「朝のスタートはきっちりしよう。」と4時に起床する。
まだ真っ暗だが快晴で星がまたたいていて、木々の間から白駒池が見える。
後藤さんは初めてのテント生活だがゆっくり寝られたようだし、朝食後の動きもテキパキとしている。
5時50分に白駒池を出発し高見石に6時45分に着き休憩、中山の登りはゆっくりと進み7時45分に山頂着、中山の山頂は見晴らしはないが少し進んだところに展望台があり、これから行く天狗岳や赤岳の他、南北のアルプスが遠望される。
黒百合ヒュッテに8時45分到着。企画部で作ったプランでは今日はここで止まる予定。いくらなんでも早すぎるので先へ行くこととするが、時間調整もあって10時まで休憩とした。
ヒュッテへワインを買いに行った佐々木さんが「ここは危険な小屋だ。」と言いながら帰ってきた。理由を聞いてみるとマッカリと八海山の一升瓶が売っているとのこと。「この時間からここでテントを張って、飲み出したら確かに危険だ。ひょっとして田中さんはこのことを知っていてプランを立てたのかな。」
今回の東天狗岳は中山峠からではなくヒュッテの正面から取り付くこととした。累々とした大岩の頭を飛ぶようにしながら高度をかせぐ。山頂に11時30分到着し周囲の山々を堪能する。50分に下山開始。下り始めは鎖場がありゆっくりと注意して下る。
根石岳を経て夏沢峠との分岐を右に折れオーレン小屋へ進む。思ったよりも下っていくので明日の登り返しを考えると「もうこんなもんで小屋に着いてくれ。」と願うが、意外と下ったところにオーレン小屋があった(13時30分着)。ここは初めての小屋だったがテント場も明るく直接ここに登ってくる登山者が多い為、小屋も大きいし宿泊者も多い。
早速テントを張りビールで乾杯。今日の夕食はじっくり煮込んだカレーライス。じゃがいも、たまねぎ、にんじんをきざみ豚肉を加えてコトコト煮込む。なんとも言えないいい香りが立ち込めビールがうまい。これだからやめられないよ・・・
北八ヶ岳、縦走—3日目。
朝は予定より一時間遅く5時頃起床。チャルメララーメンのあっさりした朝食をとり、テントを撤収して6時半にオーレン小屋を出発。この日の行程は夏沢峠、硫黄岳、赤岳鉱泉、美濃戸、美濃戸口でそれ程長い行程ではない。
樹林帯の中を登り返し、20分程で夏沢峠に着いた。本沢温泉が見える峠で、朝日の中を温泉を探す。いつかは行ってみたい。
すぐに硫黄岳に向けて出発する。高度が上がるにつれ、森林が消え、赤い溶岩のような石がごろごろと転がる。自分の苦手な岩道だが、前日の天狗岳よりは、平たい石が積み上げられているので、登りやすい。爆裂口の跡を通り、しばらくすると、赤い石が白い石に変わる。この辺りからケルンが幾つか見え始める。遺跡のような面白い形だ。オーレン小屋を出発して1時間余りしか歩いていないのだが、既に足取りは重くよろよろと進みながら7時48分、硫黄岳に登頂。
山頂からの眺めは最高で、来た道を背に、赤岳、横岳が見える。赤岳は一際高く、美しい。
これ以降のコースはひたすら下り。9時20分に赤岳鉱泉に着き、休憩。ここで、赤岳の水をペットボトルに詰めて持ち帰る。どんどん高度が下がる。しばらくすると、沢が見え始める。大同心を下から見上げるような場所まで降り、更に山道を下る。橋や階段が多くなってきた。この辺りで休憩を挟み、海輪さんと佐々木さんが先に行き、後藤は最後尾を歩く。傾斜は既になだらかなものになっている。が、この頃になるとやはり3日間の疲れが出ているので、普通のペースでは歩けない。ゆっくり降りて11時15分、美濃戸に着く。海輪さんと佐々木さんがそば屋のテーブルで待っていてくれた。ここで、30分程、休憩しビールと蕎麦の昼食を済ませる。美濃戸までは林道だ。既に山頂の人里離れた雰囲気は無くなり、下界の空気が漂う。林道の眺めも悪くはないが、変化のある山道に比べると単調で足もだるい。しばらく歩くと、最後の登りへ入る。嫌な登りではあるが、これを越えれば、ゴールのはず…と自分を奮い立たせ、12時40分に美濃戸口着。お風呂に入ってさっぱりとする。
芋野の駅まではタクシーに乗り、駅前のそば屋でまたもや手打ちそばとビールを注文。やはり長野の手打ちそばはおいしい…。
15時19分のあずさに乗り、東京へ向かい北八ヶ岳の縦走は終わった。今回もお酒のおいしい山行であった。