2005年夏合宿感想文
今年度L学校初級受講中、無所属の曽根と申します。
この度は伝統ある柴笛クラブの夏合宿に皆様のご好意により参加させて頂きました。ありがとうございました。実のところ山は初心者で、テント泊すら満足にしたことがありません。幕営道具、登攀具、沢道具をちゃんと担げるかどうか・・・荷物の重量を絞るのが最初の難関で、大澤さんには事前に随分アドバイスを頂きました。
8月11日(木)
21時 登戸にてさぶろーさん、大澤さん、山口さん集合。
21時40分 八王子にて海輪さん、岡本さん(カモの会)、宮崎さん(裏山探検隊・今年度L学校初級受講生)、曽根が合流しました。
その夜はゲート手前30分の駐車場の軒下にテントを張り、1時間程仮眠。お天気は雨。雲行きの怪しさに、明日からの山行への一抹の不安を覚える我々一行。
8月12日(金)
7時42分に登山口を出発。お天気は曇り。いよいよだなぁ、と身が引き締まる思いでスタート。
エアリアには登山口から続く樹林帯が急登となっていたけれど、歩きやすい登山道が続く。雨が降ったり止んだりしながら三角点までたどり着く。この辺りから雨が本格的に。稜線に出てからは、「嗚呼、北アルプス!」といった花咲く草原が続き、「これでお天気なら最高だね!」などと言いながら景色を楽しんでいる間にあっという間に太郎平小屋にたどり着く(ビール購入)。山口CLには、体力のない私たちに合わせてかなりスローペースで歩いて頂き、きっと他の皆さんはお疲れになったのでは、と思いました。
薬師峠(テント場)ではカモの会のお二人が前日から停滞していた。
‘停滞’・・・初めてその言葉の持つ意味にいて実感する。
その晩、明日をどうするか話し合われる。悩める山口CLに、ベテランの海輪さんとさぶろーさんの助言が暖かく、山口さんを育てようと言うお二人のお気持ちが感じられ、愛ある会≠ネのだなぁとしみじみ思う。
8月13日(土)
4時起床。降り続く激しい雨に停滞を決める。天候の回復次第では、2日で考えていた赤木沢遡行を明日一日で抜けるという方向で考えることに。カモチームはとりあえず現地へ向かった。
日中の雲間を選んで薬師岳へ。海輪さんとさぶろーさんはお留守番。テントの中の狭い世界から解放され、とても気持ちが良い。「これが今回の山行の山場からもしれない」と、みんな何とか楽しもうという空気もあったけれど、お花畑の間を登って行くのは実際にとても楽しい。山頂に向かう途中、向いの斜面を指し、「あれが赤木沢だよ」と教えられる。近いけど、遠いなぁ。途中、思いがけず雷鳥に遭遇。「雷鳥を探す」と言って先を歩いていた大澤さんは・・・。
テントに戻るとカモ組も戻って来ていた。渡渉するには女性の胸までの水位があり撤退したとのこと。それはそうだなぁと思う。
明日の降水確率は70l。劇的な天候の回復はみられそうもない。私たちも撤退かな、というムードが漂う。最終決定は明朝の天候次第でということになり就寝。
8月14日(日)
朝の雨に撤退を決める。テントの撤収を始めたら天気が回復し始め、下山時は思いっきり晴天。何となくうらめしいけれど、山の上はどうかわからない。岩や沢をやろうとしたら、撤退は普通の出来事なのだと教えられ、なるほどなぁと思う。
赤木沢はとてもきれいな素晴らしい沢と聞き、とても楽しみに臨みましたが今回は残念な結果となってしまいました。しかし、沢初心者の私たちにも「赤木沢に行かれる」という夢を見させていただいたことに心から感謝しています。行こうと思っていたら、きっといつかは行けるでしょう。もしかしたら、もっとちゃんと実力を伴ってからおいで、という意味なのかもしれないなぁなどと思ってみたりしています。
個性豊かですてきな柴笛の皆様と楽しい時間を過ごすことが出来たのも、この夏の素晴らしい思い出となりました。海輪さん、さぶろーさん、大澤さん、山口さん、お世話になりました。どうもありがとうございました。
2005年8月18日 曽根
※最後におまけで車中から野生の熊に遭遇!ちょっと興奮の出来事でした。