越沢バットレス岩トレ
6月12日 参加者・海輪(L)・佐々木・岩瀬(記)
柴笛に入会して3回目の会山行である。
それが一人では来ることができなかった越沢バットレスなので、不安の中にもワクワクした期待感がある。
こんな岩トレをしながら自分のスキルを上げたいと思って柴笛にお世話になったので、ジョウゴ沢のアイスや鷹取の岩トレよりも、思い入れが大きい。
鳩ノ巣駅で準備をして歩き出す。林道を登り、越沢への下降点を左に降りる頃は、汗がじとッとしてくる。
前にも感じたことだが、柴笛の人達は歩くペースが速い。
私も遅いとは思っていないが「これは参ったな」と内心思いながら歩調を合わせる。
沢沿いの薄暗い道を何回か渡り返して30分も歩くと突然にバットレスが姿を見せる。
「え!これだけの岩場」が第一印象でした。それは難易度のことではなく規模のことだったのです。
あまり多くのゲレンデを知らない私は、物差しの基準になるところが三つ峠だったので、それと比べてしまったのです。
日曜日なのに、取り付いているパーティが少ないのは、天気の具合が前日までハッキリしなかったせいかなと思う。
登攀準備をして右ルート(一般ルート)に取り付く。
柴笛の人とマルチピッチのザイルワークを組むのは初めてのことなので、フォローの役割がきちっとできるのか緊張する。
海輪リーダーが慎重にライン取りをするのを見ながら、ホールドやスタンスを確認する。
思っていたよりフリクションが効くし岩も硬いので安心する。
核心のすべり台の下で動きが窮屈になり一度下がろうかと思ったが、フォローの気安さで「えい!」と不安定なままホールドを取りにいき凌いだ。
後で反省することしきりである。終了点から2回の懸垂下降で岩壁下部まで降りてくる。
ザックのある場所まで戻ると、2時間と少しが経過していた。
昼食をとりながら、中山さんが来るかも知れないとリーダーが言うので心待ちする。
楽しい会話に時間の経過も早く、1時少し前になっても中山さんの姿が見えないので、準備に取り掛かる。
午後は第2スラブルートを登る。我々が朝着いたときに、先行パーティが既にテラスまで登っているのが見えたルートである。
右ルートに比べるとスラブの規模がダイナミックで「登れるかな」と不安になる。
1本目の反省から、5cmで良いからスタンスを上げてみる、細かいスタンスを拾って試してみるの2点を自分に言い聞かせて登る。
取り付いてみると、思っていたよりホールド、スタンスがしっかりある。2本目の余裕かもしれないが、外側に隠れているホールドやスタンスも見つかり、「そんな所に隠れていないで」と言った岩との会話も出てくる。
心地よい緊張感を持ちながら楽しく、充実した岩トレができ、越沢バットレスがいっぺんで好きになりました。
海輪リーダー、佐々木さん、有り難うございました。乙女さんの「化石発言」忘れません。
尚、駅の一段下にあったコンビニが閉鎖されていますので、行動食等の調達は立川駅で済ませることを言い添えておきます。